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フランキー・ミノザが首位浮上ファイナルQT決勝ラウンド1日目
2006年度の出場優先順位を決めるこの予選会は、度重なる天候不順のため、当初の予定の大会6日目にあたる12月5日までに、全競技が終了できなかった。
2会場を交互に使用して行われた予選ラウンドのうち、くまもと中央カントリークラブでは4ラウンドまで終了したものの、グランドチャンピオンゴルフクラブでは第4ラウンドさえ消化しきれなかったのだ。
そのため今月19日に、グランドチャンピオンGCでの第4ラウンドをやり直した。これでようやく予選ラウンドが終了。
100位タイまでの選手が、くまもと中央カントリークラブで22日(水)から2日間の日程で行われる決勝ラウンドに進んでいる。
この日22日は決勝1日目が終了し、1アンダーの71をマークしたフィリピンのフランキー・ミノザ(=写真)が通算9アンダーで首位に躍り出た。
ミノザは昨年、日本ツアーの出場権を失って活躍の場をアジアに移していた。
「向こうはヨーロッパやオーストラリアとのジョイントツアーがたくさんあるし、強い選手が一杯いる。その中で良い結果を出せたことが、とても自信になっている」。
トップ10入り3回、賞金ランク27位の実績をひっさげて、日本ツアーに再挑戦。
この日は、朝からの雨と強風、難しいピン位置と、タフな条件にスコアを崩す選手が多い中、好調のショットでスコアをまとめた。
「・・・その分、パットにやや難ありなんだけど(苦笑)。とにかく残り1日。しっかり上位を守って、堂々と日本ツアーに帰りたいな」。
通算6勝の実力者の“カムバック”も間近だ。
※異例の競技持ち越しに伴い今回のファイナルクォリファイングトーナメントでは、第5、6の決勝ラウンドに進出できる選手を上位100位タイまで拡大しております。
それによって、19日の第4ラウンド終了時点で99位タイ112人の選手が予選を通過いたしましたが、競技の全日程終了後には第5、6ラウンドに進出した選手のうち、90位タイまでの選手を「決勝ラウンド進出者」とみなすことといたします。