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石川遼が米ツアーに初参戦
1926年開場の歴史と伝統、そして格式あるコースで繰り広げられる今大会は、前身のニッサン・ロサンゼルスオープンで、当時16歳(1992年)のタイガー・ウッズが米ツアーに初参戦して話題となったトーナメントでもある。
また、第1回は1926年。今年83回目を数える大会の歴史はあのマスターズよりも古く、歴代チャンピオンも昨年、逆転優勝を飾ったフィル・ミケルソンをはじめ、アダム・スコットやニック・ファルド、アーニー・エルス。
さらにさかのぼればフレッド・カプルス、トム・ワトソン。
また往年の名プレーヤーならアーノルド・パーマー、サム・スニード、ベン・ホーガンといった歴史に名だたる選手たちが居並ぶ。
今回、主催者推薦枠でチャンスを得た石川は「非常に光栄です」。さらに、事前のコース研究も入念に、「日本とは大きな違いがあるといわれているラフやグリーン、また今大会が行われるリビエラCC特有のボールが当たると落ちてしまうといわれているユーカリの木を身をもって体験し、自分が一回りでも二回りでも大きくなれるよう、がんばりたい」と話し、16日から予定している練習ラウンドで、さらに攻略法を煮詰める。
ちなみに、16歳のウッズは予選落ちをしている。
17歳で、同じ舞台に立つ石川は「4日間、プレーすることが目標。アメリカ人のゴルフファンの方にも“Ryo Ishikawa”の名前を覚えていただけるよう、今ある自分の持てる力を余すことなくすべて発揮したい。自分のベストを尽くして戦いたい」と、決意を語っている。