大会は、2008年から13回出て、トップ10が6回。
そのうち2位が18歳の史上最年少賞金王に輝いた2009年と、契約後の2015年と、2017年とで3回。
相性は良いがまだ優勝には届いていない。
先週までの賞金ランキングは、3188万3035円差で5位。 最新の賞金ランキング
今年は、賞金王の可能性も残しての会場入りに「自分としては、来週までチャンスを引き伸ばしたい。しっかり集中、準備をして優勝争いに加わり、来週までもつれたら最高かな」。
自身15年ぶり2度目の戴冠も、諦めてはいない。
最初の米ツアー参戦を果たした2013年は、同社との所属契約締結がちょうど重なった時期だったが、快く背中を押してくれた創業者で先代社長の故・樫尾和雄氏。
「常々、世界に衝撃を与えたり、その業界に革命をもたらすという理念を持たれていて。よくそういうお話もお聞きした。僕自身、世界的なブランド力に引っ張っていただいてきたし、海外での活躍も恩返しにつながる」。
来月に、米二部ツアーの予選会挑戦を控えた今、恩人の言葉を改めて反芻する。
もちろん、大会の盛り上げにも奔走する。
大会初日のプレー後に、カシオの電子ピアノ「Privia S7000」を、地元の野市東小学校に寄贈。
寄贈式で子どもたちと触れ合いの時間を作る。
昨年までは、自身のバーディ数に応じてカシオの電子辞書を贈呈してきた。
「僕らの高校時代に学校で使われ出した思い出があって、僕らなんかはド・ストライク。でも教育も、時代によって変わってくるでしょうし」と流れをくみ取り、「あとはカシオさんの“Moflin”の寄贈もありなんじゃないかな、と。400万通りの性格に育つらしいです」と、同社のAIロボットにも興味津々。
本大会期間中の1番ティでは選手入場で、電子ピアノ「Privia S7000」の生演奏が行われるそうだ。
「主催者さんの特色が出てすごく面白いと思いますし、企業イメージをアピールできるすごく良い機会。どんどんやっていただきたい」。
今季2勝とも、自らも大会の取り組みに貢献しながら最後は自身のプレーで盛り上げた。
今週は、またどんなドラマに仕上げるか。