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チャリティゴルフで社会貢献

伊澤は“ギャラリー”のシャッター音に、スタートでいきなりミスショット。さっそくチャリティ金を払って苦笑い…
今度は“本業”で社会貢献だ。昨年の12月13日に、プロ野球チームを相手に「チャリティ野球大会」で盛り上がったプロゴルファーの面々が、2月29日に兵庫県佐用郡の上月(こうづき)カントリー倶楽部に集結。
伊澤利光をはじめ、多くのプロを抱えるマネージメント事務所「JOYX(ジョイックス)」主催の「JOYXプロアマチャリティゴルフ大会」に参加した。

男女プロあわせて32人と、アマ91人の中には元・阪神タイガースの片岡篤志さんや久慈照嘉さんら、豪華な顔ぶれも。

総勢123人の大規模コンペはコースを貸しきって、フルショットガン方式でスタート。OBとパー3のグリーン外しと3パットに1000円以上、上限3000円のこのチャリティコンペで、いきなりその洗礼を浴びたのはほかでもない、“主催者”の看板プロ、伊澤だった。

今大会はプライベートなコンペながら、ギャラリーの観戦ができる。
「せっかくこれだけのトッププレーヤーに集まっていただくのですから」と、入場を呼びかけたのは同コースの和田武徳・支配人代行。
コースメンバー同伴という条件つきで、入場料はこれまた500円以上のチャリティとした。
そのおかげで有難いことに、スタートティには本番のトーナメントさながらに観客が取り囲んだのだが、伊澤はすっかり油断していた。

開幕を知らせるサイレンとともに、いざ構えてインパクトの寸前に「カシャ・・・」。
携帯カメラのシャッター音。
ふいを突かれて一瞬、力が抜けたティショットはヒョロヒョロヒョロ・・・と、右のOB方向へ。
打ち直しの暫定球をティーアップして、「まさかあそこで鳴るとは・・・」と、苦笑した伊澤。
前回の「チャリティ野球大会」はインフルエンザにかかって、欠席せざるをえなかっただけに張り切って来たのだが、しょっぱなから罰金を食らった悔しさと、さっそくチャリティに貢献できたという満足感がないまぜになったまま、複雑な心境でコースへと出ていったのだった。

開催直前には、春の嵐と呼んでもよい強風。また前日には2センチの積雪があった。和田さんら、大会を支えるスタッフをやきもきさせたが、コースのみなさん総出の懸命の復旧作業でなんとか無事、開催にこぎつけた。

プレー後の表彰式では、カード1枚につき3000円のチャリティビンゴ大会。
伊澤や、広田悟が愛用するクラブセットや、女子プロの米山みどりさんのクラブセットなど豪華賞品が提供されて、大いに盛り上がった。
また、プロとの記念撮影1回につき1000円というユニークなチャリティもあり、プロと、アマのみなさんの善意と珍プレー(?)により集まったお金は昨年、同事務所が立ち上げた「ジュニア育成基金」の一環として、主に、スナッグゴルフの普及に役立てられる予定という。
  • 総勢123人の大所帯コンペで集まったチャリティ基金はジュニア育成に役立てられる予定
  • 元・阪神タイガースの片岡さん(右)は、広田悟(左)とのラウンドを楽しんだ

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