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日本プロゴルフ選手権 2008

田島創志「ガツン、と行っときたい」

首位スタートを切った武藤が、「僕だけじゃない。ほかにもいる。東も創志もこのコースは得意なはず」と言ったとおり、大会の地元・群馬県出身の矢野東は、自宅から会場までわずか15分。20分の田島創志にも地の利がある。

「僕も、100回以上は余裕で回っている」という勝手知ったるコースで、イーブンパー37位タイと、まずまずのスタートを切った。

ツアーのシード権を持たない田島は今週は、今大会独自の予選会を勝ち抜いての参戦だ。
出場権利すら失った昨夏は、パッティングのイップスに苦しんだ。

「構えたら電気が走る」という症状で、やむにやまれず握った長尺パターで息を吹き返した。
ヘッドの重みを感じながら、スムーズにストローク出来る新兵器で「プレーのリズムを取り戻すことが出来た」という。

今年はいわゆる二部ツアーのチャレンジトーナメントを主戦場に、空いた週はツアーのマンデートーナメントにトライして、チャンスをうかがう。

「今週は、良いスタートが切れたから。こういうときに、ガツンと行っときたい」。
プロ日本一を決める大舞台で、ツアー初優勝をあげた2003年と、2005年以来の賞金シード奪回をにらんだ。

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