記事
東建ホームメイトカップ 2004
4年ぶりの本格復帰、横尾要が4位
「一緒に、バックティからまわったんですけど、最初は、『やっぱり女の子には厳し いのかなあ』なんて暢気に思ってたんです。…とんでもなかったですね」。
宮里さんは飛距離のハンディを、絶妙のアプローチとパターで補いとても14歳とは思えないゴルフで、うまくスコアをまとめてきた。
「14歳相手に、途中から真剣に張り合っていた」。
結局、3アンダーの横尾に対し、宮里さんは2アンダー。 「たった1打差! ほんとうに、危なかった。最後まで力強いゴルフで、あやうく負 けそうでしたよ」。
宮里さんの強心臓ぶりに、すっかり舌を巻いたのだった。
1月には、読売巨人軍のルーキーに混じって、急な坂を何回も駆け上がるダッシュなど、「足が久々にガクガクした」。超ハードな自主トレに参加した。
今年31歳。10歳以上も若い選手たちとの体力の差に刺激を受けて「やっぱり、体力が一番。スポー ツ選手らしく、もっと鍛えないといけない」と改めて実感させられたりもした。
久し ぶりに国内で過ごしたこのオフは、自分よりずっと年下の選手たちから「学ぶことが、たくさんありました」という横尾。
新鮮な気持ちで迎えた国内ツアーは、4年ぶりの本格復帰。
「せっかく戻ってきたの だから、良い結果を出してまた、挑戦したい」。
2001年から3年間、腰を落ち着け 戦ってきた米ツアー。本場で揉まれてきたことも、横尾の糧となっている。
「普通にやれば、結果が残せる自信はある」。
6バーディ、1ボギーの5アンダー4位スタートは 当然の結果といわんばかりに、クールに話した。
写真=2004年の1ホール目、インスタートの10番ホールは、第2打がカート道で跳ねて グリーン奥に転がりこむアンラッキーでボギースタート。「でも特に落ち込むでもな く、あとは普通にやれました。何しろ、調子が良いんでね」