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JCBクラシック仙台 2000

「今年はこれで行こうかな…と思ったけど、通用しなかったですね」

伊沢利光が通算8アンダーで、単独3位。今季開幕にたてたプレー戦略を、今週になって変更したのがはまり、好位置で決勝進出

昨年は2週連続Vを飾るなど絶好調。「優勝争いに伊沢あり」とまで言われたが、今季は今のところ、まだ少し陰が薄かった。
「昨年は、初日から入れこんで最後のほうで疲れてしまうことが多かったんです。それを反省材料に、今年は初日はのんびりスタートして、最後に追い上げるパターンで行こう、と決めてやってたんですけど…」
 4月のキリンオープン。「のんびりしすぎて」初日68位タイ。慌てて追い上げ、最終日に必死で追い上げたものの、届かず5位タイに。
 そしてその翌週の中日クラウンズでも、初日69位。3日目に4位までおいあげV争いできるまでにはこぎつけたが、「勝つにはちょっとあきすぎちゃって」結局、首位と 7打差の3位に終わり、「この戦い方ではやっぱり通用しないな…」と、気付いたという。
先週の大会は欠場し、1週間、休養にあてて充電。「やはり、自分は初日から入れこんで結果を出すタイプ」と心機一転。プレーに対する意識改革にもつとめたとたん、今週のこの好位置だ。
「いやあ…今週はたまたまですけど…。そんなねえ、毎回毎回、初日から入れこんで勝てるってわけでもないし…。でもまあ、今週はチャンスですよねぇ」と、伊沢。
ただ、2日目のこの日は体調は万全、とは言えなかった。というのも、「昨日、ちょっとだけ呑んでグッスリ眠ろうと思ったら、逆に呑みすぎてしまって…今日は実は2日酔い」。朝から激しい頭痛に悩まされ、「今、抜けてきました」と、ホールアウト後、4時間にも及ぶ時間を練習場で過ごして、ようやく回復してきたそうだ。
そんな中での、通算8アンダー単独3位浮上。やはり、この選手はあなどれない。 

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