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ファイナルQT決勝最終日 ディネッシ・チャンド(フィジー)が1位で終了(12月3日)

ファイナルQT決勝最終日、午前中に降り始めた雨が次第に強さを増し、計6日間という長い予選会を戦ってきた選手達の体力と集中力を奪っていった。

この日69をマークしホールアウトしたディネッシ・チャンド(フィジー)がトータル18アンダーで出場優先資格1位を獲得。
「パッティングと自分自身を信じてやるしかない!」と決意し、このファイナルQTに臨んだ結果が見事に現れた。

2006年度はツアー開幕戦で痛めた両膝の半月版の影響で2001年度から5年連続で保持してきた
賞金シードを失い、ファイナルQTへ出場した。出場優先順位123位を獲得したチャンドは今季、主にチャレンジトーナメントへ出場し活躍してきた。
両膝を痛めた直後は日に日に悪化する状況に、手術も一度は考えたほどだったというチャンド。
以前から知り合いだったという株式会社 エバーライフ 代表取締役会長 井 氏に薦められ、サプリメントを2ヶ月試すと歩くとポキポキと音がなっていたという膝から音が消え、2ヶ月で痛みがなくなったという。「そのときは本当に治って、ゴルフができることが嬉しかった。こういうのもあるんだなぁ」と、感謝の気持ちでいっぱいの様子。

今年のファイナルQT前週に開かれた「カシオワールドオープン」に主催者推薦で出場したD・チャンドは16位タイと、調子が上向いてきている中、このファイナルQTへ挑戦でしっかり結果を残した。
この結果を受けて、「ケガをして、賞金シードを落としてからは両親と奥さんが一番心配していたと思うし、この結果を一番に喜んでくれると思う」と、家族への報告を心待ちにしている様子。
フィジーにいる両親達を1人で支えてきているというチャンドは「やっぱり僕がしっかりしないと」と来シーズンの活躍に向けて改めて気合を入れなおしていた。

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