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今季のアイアンマン賞は…

アイアンマン賞は年間を通じ、すべてのトーナメントに出場を果たした選手に贈られる。ひとくちに、全試合出場というが、誰でも安易にかなえられるものではない。ただ漫然と出場するだけでは実現できないわけがある。

最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、その年のツアー優勝者と賞金ランク25位までの者しか権利がないからだ。

フルシーズンを戦い抜く体力、精神面とともに、最後はやっぱり実力がものを言う。
そのすべてを兼ね添えた2007年度の“鉄の男”はこの4人だ。

今野康晴
菊池純
宮里優作
宮本勝昌

今野は、ゴルフ日本シリーズJTカップの出場権がかかった最後の大会「カシオワールドオープン」では48位に終わり、一度は諦めた。
同ランク26位につけていた宮里聖志に抜かれたと思ったのだ。
しかし、それどころか24位(当時)にランクを上げて滑り込んだ。
2002年以来、2シーズン目の全試合出場を実現させて、今季未勝利ながら、賞金ランクは25位でフィニッシュだ。
今年、幾度かチャンスを迎えながら果たせなかったツアー通算7勝目。
アイアンマン賞受賞をきっかけに、来年こそ3年ぶりの復活優勝といきたい。

菊池は、8月のサン・クロレラ クラシックで涙のツアー初優勝(=写真中)。
宮本は、やはり8月のKBCオーガスタで、4年ぶりのツアー通算6勝目をあげた(=同下)。

宮里は、今年も悲願の初優勝には届かなかったが、今季の賞金ランクは自己ベストの14位と活躍する一方で、10月には2年の交際を実らせて、紗千恵さんとゴールイン。
妹・藍さんのスケジュールがつかず、披露宴は少し先になるということだが、生涯の伴侶を得てその鉄人ぶりにもますます磨きがかかりそうだ。

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