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マイナビABCチャンピオンシップ 2008

石川遼の優勝を支えた敏腕キャディ

この日最終日は揃いの真っ赤なパンツで気の合ったところを見せた専属キャディの加藤大幸さん。しかし8月のツアー外競技の関西オープンは帯同キャディが認められておらず、ハウスキャディでプロ初優勝。
さらに10月の日本オープンは、古賀のベテランハウスキャディを起用して単独2位。

たまたま2つの偶然に、周囲からは「遼くんはハウスキャディのほうが・・・」との声も聞こえてきて嫌な思いをしたこともあるが、そんな雑音を吹き飛ばす今回の優勝だった。

8つ年上ながら、石川が8歳のときに地元・埼玉の練習場で知り合って以来の大親友でもある。
埼玉栄高から中央学院大ゴルフ部で腕を磨き、2004年の日本オープンの出場経験もある敏腕キャディだ。
昨年のゴルフ日本シリーズJTカップからコンビを組む。

最終日は、石川が赤を好んで着ることを知っている加藤さんが気を利かせたが、「上のシャツはてっきり白だと思っていた」。
意外にも石川が黒のポロシャツで登場して完璧なペアルック、とはいかなかった経緯を笑顔で明かした加藤さん。

赤いパンツを指さして仰天(?)告白。
「実はこれ、遼が中2のときに買ったものなんですよ」。
なんでも、昨年のハワイ・パールオープンでも石川が着用していたもので、それを譲り受けたのだそう。
何の違和感もなくはきこなしていたけれど加藤さん、25歳です・・・。

  • 時に兄のように石川を支えて来た加藤さんにも感謝の気持ちが溢れ出た

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