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アイフルカップ 1999
鈴木規夫トーナメントディレクターの「大会みどころ」
アウトコースは、パー5が3つあり、パー37。ゆったりとレイアウトされた林間コースだから、前半からアンダーパーを重ねて、波に乗っていきたいところです。
インコースも、比較的視界のひらけた雄大なレイアウトですが、特に上がり3ホールは勇気を持った攻めが功を奏するでしょう。
全ホールとも、セミラフの長さ40ミリ、ラフは100ミリと深く、しかもねばっこい洋芝。これがさらに水分を含むと、かなりのヘビーラフになります。
そして、グリーン速度は11フィート。平均スピードよりやや速く、グリーンにはアンジュレーションがあるため、ラフからのショットは、パーオンがかなり難しくなるでしょう。
しかし逆を言えば、ティショットでフェアウェーキープを鉄則としておれば、それがしっかりと報われるコース設定ということ。選手らの高度な技量が、ここ、鰺ヶ沢では、存分に引き出されること思います。
また、コースから見下ろす日本海や、津軽平野はまさに絶景です。選手らの小気味よいプレーを観戦するうち、林を抜ける風の心地よさに、必ずやご自分でもプレーしてみたくなるはず。熱戦に歓声を送りながら、ご自分なりの戦略をたててみるのも、また、おつなものですね」