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チャレンジ賞金ランキング賞はクリス・キャンベル

ツアー1勝の実力者が表舞台に帰ってきた。豪州のクリス・キャンベルが、チャレンジトーナメントの賞金ランキングで1位に輝き、2010年の出場権を取り戻した。
12月7日(月)に都内のANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された「2009年度ジャパンゴルフツアー表彰式」で、石川遼とともに、“チャレンジ賞金王”として壇上に上がったキャンベルが、“今季2勝目”を挙げた「静ヒルズトミーカップ」は、永久シードの中嶋常幸が特別協力として、支援するトーナメントでもある。

その中嶋から直々に記念のトロフィを受け取って、柔和な笑みを深くした。

2005年に、ミズノオープンで初優勝を挙げて以来、出場権を守ってきた日本ツアーで屈辱のシード落ちを味わったのは昨年2008年だった。

さらに、翌年の出場権をかけたファイナルQTでも予選落ちを喫して、完全に道は閉ざされたが、それからわずか1年で復活してきた。

主戦場のチャレンジトーナメントで2勝をあげて、賞金ランクは2位で迎えた同トーナメントの最終戦「PRGR Novil CUP FINAL」。賞金レースは佐藤えいちとの一騎打ちも、最終日の上がり5ホールで4バーディを奪って、逆転の1位に。

来季の1年間の出場権を獲得して「来年はツアーで悔いのないプレーでシード権を取り返したい」と意気込む。

女子ツアーで活躍するニッキー・キャンベルは5つ下の妹。
兄が賞金1位に輝いたのは、折しもニッキーさんが、富士通レディースであの宮里藍を破ってツアー2勝目を飾った直後で、「僕も負けてはいられない」と、大いに刺激になったものだ。
「来年も、彼女に負けないくらい良いプレーを見せたい」。
2010年こそ兄妹で、男女ツアーを盛り上げるつもりだ。

※チャレンジ賞金ランキング賞に輝いたクリス・キャンベルには社団法人日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、ノヴィルグループ Jクラシックゴルフクラブの支配人、中村日出男さまより賞金50万円(=写真中)と副賞として、株式会社宍戸国際ゴルフ倶楽部の代表取締役社長で、森ビル株式会社の取締役の坂本好伸さまより『グランドハイアット東京 エグゼクティブスイート宿泊&ディナー&スパ ペアチケット』(=同下)が贈られました。

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