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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008

今野康晴は2位タイにも「僕は満足いく仕事をするほうが大事なんです」

先週に引き続き、2試合連続の応援に発奮した。妻・崇乃子さんは今週はわざわざ2人の子供を実家に預けコースに駆けつけた。
その途端に、なぜか9月に痛めたテニス肘の症状も消えて、そしてたちまち好スタートだ。

しっかり者の奥さんが見守る中、ボギーなしの5アンダーに「なんでか分らないけど、良いプレーが出来るんです」。
2位タイに、照れ笑いがこぼれ出た。

今季は19試合に出場して予選落ち11回、棄権が2回。
それでも2位と3位が1度ずつと、効率よく賞金を稼ぎ現在賞金ランクは37位につける。

今年今大会は賞金総額5000万円アップの優勝賞金4000万円に、さらなる上昇をとさぞ鼻息が荒いのかと思いきや、本人にはとんと欲がない。
「賞金や数字よりも、僕にとってはその日、満足のいく仕事(ゴルフ)をすることのほうが大事だから」と、なんだかコメントも“職人”めいている。

そんな夫だからこそ、この妻がちょうどいいのだろう。
「もっとしっかり稼いできて」と、2日目以降もおしりを叩かれ上位を目指す。

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