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マイナビABCチャンピオンシップ 2010

矢野東が1年ぶりの最終組に

「チャンスはそんなに多くなかった」ラウンドは、「頭を使いながら」の戦略的なプレーでしのぐ。「保険をかけて打てている」というショットは絶好調とまではいかないまでも、グリーンを外す場面は圧倒的に少ない。それが今日の好結果に結び付いた。

片山晋呉からアドバイスを貰ったのは夏過ぎだった。
「スイングプレーンが整ってくると、良かった頃のようなフェードは出づらくなるよ」。

手先が器用なだけに「こて先でもフェードやドローが打ててしまう」が、アドバイスを貰った今、究極の理想とするのは「ストレートボールで、落ち際にフェードやドローにすること」と話す。
出球が安定して来た最近は、良いティショットも自然と増えてきた。

明日は2009年「キヤノンオープン」3R以来となる最終組。
1年ぶりのこの位置に期待は集まるが、それは本人も同じ。「これからの2日間、自分の感覚が良ければ十分にチャンスがある。最後は気持ちだけ。」

明日以降悪くなる見込みの天気についても、「天気は関係ない。良いプレーで良い球を打ちたい。」と風雨を吹き飛ばす勢いだ。

※スイングプレーンとは、アドレスの際に肩からボールにかけて一枚の板があると仮定したとき、その板の面のこと。


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