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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010

広田悟は「別の機会に恩返しを」

単独2位に終わった薗田ともうひとり、決勝ラウンドに進んだ“ホストプロ”。今大会主催のトーシンとは2007年に所属契約を結び、シード選手の中ではもっとも古株として、本戦前から相当に、気合いが入っていた。

「もう今年は、これ以外はどうでもいいくらい、この大会に賭けていた」。
思い入れの強いトーナメントでぜひ、初代チャンピオンの座につきたい。
そんな気持ちはやまやまなのだったのだがしかし、いざ本戦は悪天候のために、連日のサスペンデッドに見舞われて、体のほうがついて来ない。

最終日の最終ホールは、不運もあった。雨で柔らかくなった地面はボールに土がついていて、セカンドショットはあらぬ方向へ。
左にOBを打ってダブルボギーの幕切れに、「特に今日はバテました」と肩を落として、汗まみれの顔をしかめた。

結局、通算1アンダーは40位タイに、石田信文・代表取締役社長の期待には、応えることが出来なかった。
人一倍、恩義に厚い男は「何が悔しいって、それが一番悔しいです」。
ホスト試合でのツアー通算2勝目はかなわなかったが、落胆してばかりではない。
「その分、今年の成績で返します。なんとか頑張って結果を出して、別の機会で社長にも恩返し。今年は、そこを目指して、また頑張ります」と、気を取り直していた。

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