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日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 2010
ツアー選手権で「はじめの第一歩!」
男子プロの白熱したプレーを見に、たくさんの方々に一堂にお集まりいただくということは、それだけたくさんのゴミが出てしまう・・・これは、避けることのできない現実でした。
エキサイティングなゲームをたくさんの方々にご提供すればするほど、周辺地域のみなさんにご迷惑をかけ、負担を増やしてしまうようでは本末転倒。
そんな事態をなんとか最小限に食い止めるべく会場のゴミをできるだけ減らし、この選手権を“地球にやさしいトーナメント”として位置づけていけないものか・・・。
そんな思いから、われわれが2006年の第7回大会よりスタートしたのが「はじめの第一歩!」と名づけた大会エコ活動でした。
環境問題は、取り組めば取り組むほど奧が深く、「ゴミの分別回収」から始まった地道な活動は、スタッフはもちろん、ギャラリーのみなさんからもたくさんのアイディアをいただくうちに、年々と広がりを見せていきました。
スタッフやボランティアのみなさんは、リサイクルコップの“リユースカップ”を洗って繰り返し使ったり、ギャラリープラザでは、缶類の販売を中止。“マイポット”を活用した麦茶の安価提供や、地産地消をうたった“エコ弁当”の販売を始めたり・・・・・・。
スタッフ、選手、ギャラリーの皆様と一緒に会場内で取り組める「全員参加型」の環境対策が認められ、今年は「第8回日本環境経営大賞」の環境価値創造部門で優秀賞にあたる「環境価値創造賞」の受賞を受けました。
これを励みに今年度も、大会に関わる全ての方々とご一緒に、「出来ることから少しずつ」を目標に、活動していきたいと考えています。
また、今年は入場門を入ってすぐのギャラリープラザに「環境エコブース」を設置。当機構と提携を結んでいただきました長野県飯田市の「ゴルフの森」で作られた木製のサイン色紙など木工品を販売して、その売り上げを森林の活性化に役立てていきます。
ギャラリーのみなさんには、「コミットメントシート」を配布。シートには、たとえば会場内であれば「ゴミステーションを利用し、ゴミを正しく分別して廃棄する」とか、また自宅であれば、「夏の冷房の温度を26℃から28℃に2℃高くする」などいくつか例記されていますので、それらの“エコ活動”の中から、ご自分が「実践出来そうだな」と、思われるものにチェックを入れてください。
そして最後に大会に向けたメッセージとお名前を書いていただき、ブース内の看板に貼り付けてください。提出してくださった方には疲れた心と体を癒すスポーツキャンディをプレゼントします。
最終日には、その総数を集計し、提出してくださったシート1枚につき10円を大会より「ゴルフの森」にチャリティする予定です。
この日初日は、選手たちも自分たちにも出来るエコ活動をコミットメント(約束)!!
今年の選手会長の深堀圭一郎はもちろん“エコ大使”の宮本勝昌(=写真)と桑原克典と、手嶋多一もチェックを入れて、さっそくブースに提出しました!
ぜひ、みなさんもゴルフを観て参加して・・・・・・!!
「日本ゴルフツアー選手権 シティバンク カップ 宍戸ヒルズ」を心ゆくまでお楽しみください。