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【全米プロ】<大会最終日> 『優勝はプレーオフを制したドイツのマルティン・カイマー』
プレーオフは、10番、17番、18番の3ホールのストロークプレーでおこなわれ、マルティン・カイマーがイーブン、バッバ・ワトソンが1オーバーでまわり、マルティン・カイマーがメジャー初優勝を果たした。
最終日のウィスリング・ストレイツは、朝から抜けるような青空が広がったが、ミシガン湖から吹き付ける風が強く、特にスタートが遅い組ほど風に苦しめられた。
マルティン・カイマーは、9アンダーからのスタート。
一時はスコアを12アンダーまで上げ、単独トップに立ったが、15番のPar4でボギーを叩き、そのまま11アンダーでホールアウトした。
一方、バッバ・ワトソンは、7アンダーからのスタート。
1イーグル、4バーディー、2ボギーのラウンドで、11アンダーまでスコアを上げた。
2人によるプレーオフでは、スタートの10番Par4で、まずワトソンがバーディを奪った。
次の17番Par3で、今度はカイマーがバーディーを奪い返して、ともに1アンダーで
最終の18番へ。
カイマー、ワトソンともにティーショットを右のラフに入れ、セカンドショットでワトソンはグリーンを狙ったが、グリーン手前の大きなグラスバンカーに入れてしまう。
これを見たカイマーは、ウェッジでフェアウェイにレイアップ。
3打目、カイマーはピン右6mほどのところにオンしたが、ワトソンはグリーンに乗せることが出来ず、4打目でオン。
ともに2パットであがり、カイマーが優勝を決めた。
ドイツ人のメジャー制覇は、1993年にベルハルト・ランガーがマスターズを制して以来、17年ぶりとなった。