今年のメジャー最終戦、『全米プロゴルフ選手権』が、アメリカ・ウィスコンシン州のウィストリングストレイツ／ストレイツコースで開催される。

全米プロは今年で９２回目の開催を数える。
昨年は、日本でもお馴染のＹ・Ｅ・ヤンが、今大会４度の優勝を誇り、初日から３日目まで首位を守り続けたタイガー・ウッズと最後まで手に汗握る激闘を演じ、逆転優勝。
アジア人として初のメジャー制覇を遂げ話題となった。

今年の会場となるウィストリングストレイツは、全長７，５０７ヤード（ＯＵＴ３，７９８ヤード−ＩＮ３，７０９ヤード）Ｐａｒ７２でおこなわれる。
ミシガン湖の畔に位置するリンクスタイプのゴルフ場で、天候によっては強風が吹き付けることもしばしば。
コースの最大の特徴は、１，２００個とも１，５００個とも言われるバンカーが各ホールを覆い尽くしている点だ。これだけの数があると、無造作に作られたバンカーのようにも思えるが、すべてがデザインされているという。
このバンカーの大半は、実際にプレーをしていく上でボールが入る確率は低いものの、プレーヤーに視覚的なプレッシャーを大きく与えている。

ウィストリングストレイツでの全米プロの開催は、２００４年に続き２度目。
２００４年の大会では、４日間トータル８アンダーでビジェイ・シンが優勝したが、最終日は７６を叩き、クリス・ディマルコ、ジャスティン・レナードとのプレーオフに持ち込まれる苦戦を強いられた。

今大会には、石川遼、池田勇太、藤田寛之、小田孔明、平塚哲二、金庚泰の６名のジャパンゴルフツアーのツアーメンバーが出場している。
火曜日の今日は、６選手全員が練習ラウンドをおこない、各々、コースの感触を確かめた。

今年はどのようなドラマが生まれるのか。
第９２回全米プロゴルフ選手権は、８月１２日（木曜日）に開幕する。

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