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マスターズ最終日、19歳が健闘

今季メジャー第一戦「マスターズトーナメント」は米ジョージア州オーガスタナショナルゴルフクラブで最終ラウンドが終了し、石川遼は出場3度目にして初の決勝ラウンドを、通算3アンダーで締めくくった。

2番でイーグルを奪いながら、4番で「肌で感じたのはアゲンスト。実際はフォロー。風の読み間違えだった」と、ダブルボギーを打ってさっそく吐き出し「凄く悔しい」。
ほかにも「6番のミスだったり、12番だったり、下半身が動いていなくて、体全体が重

い感じ。回転も鈍かったり、距離感が合わなかったり、16番まではきつい展開」。
それでも、73と崩れた前日3日目のホールアウト後に練習場で入念に打ち込んだ。その成果を上がり2ホールでしっかり魅せた。
17番、18番は「自分が思っていたアイアンショットが打てた」といずれも2メートルのバーディチャンスを逃さなかった。
この日の70に、「満足。幸せを感じています」と微笑んだ。

このマスターズから、獲得賞金をすべて義援金にあてると決めたのは「これからずっと、被災地のみなさんと一緒に戦っていきたい」との思いからだ。
「日本でももっともっと良いプレーをお見せして、被災地の人々に出来るだけ多く届くように頑張りたい。いつも応援していただいている分、今度は僕がみなさんを応援する番です」。

日本人アマチュアとして初のマスターズで、日本人として最年少の予選突破を果たした松山英樹さんは、通算1アンダーで表彰式に出席。ローウェストアマチュア賞の表彰を受けて「いま日本は大変な状況の中で4日間、勇気を与えられるプレーが出来たと思います」と話した。
賞金王の金庚泰(キムキョンテ)は通算3オーバーだった。

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