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ゴルフ北海道スイングのゆくえ

先週、ジーブ・ミルカ・シンが予選落ちを喫し、1000万円のビッグボーナスのチャンスは消えたが、熱い戦いは続いている。

道内で行われる「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」(7月24-27日 ザ・ノースカントリーGC)と、サン・クロレラ クラシック (7月31-8月3日 小樽CC)と、ANAオープン (9月18-21日 札幌GC輪厚C)の3大会の獲得賞金をもとに、換算されるポイントランキングの最上位者に、賞金100万円と海外ツアーの権利が与えられる「ゴルフ北海道スイング」。

2試合が終了して現在、115ポイント稼いでランク1位は豪州のデービッド・スメイル。
さらに5ポイント差で2位につけるのは、貞方章男(=写真)だ。

14歳で単身渡米。
青春期のほとんどをフロリダのタンパで過ごし、洋芝でゴルフを覚えた。
それだけに、似た芝質の北海道のコースを得意としている。

「日本のコウライ芝でやると、距離感が分らずに戸惑うけれど。洋芝なら自分のゴルフをすればいいんだと思える。風の中のゴルフも好き」との言葉どおり、先の2戦で3位、9位と好調をキープ。

現在賞金ランクも33位につけて、日本ツアーでの初シード入りにもほぼ当確ランプを灯しているが、目標はそこではない。

境遇の似た今田竜二とアメリカでルームシェアをしていた時代もあり、「こないだも、竜二さんから電話があって。もうちょっと頑張らないとな、と言われました」と打ち明ける。

貞方が2003年に本格参戦を果たしたのも米ツアー。
今年、念願の1勝をあげた3つ上の先輩に再び合流するためにも、まずは母国ツアーで初優勝を狙いたい。
「ゴルフ北海道スイング」の最終戦・ANAオープンで、それが実現できれば最高だ。

北海道スイングとは・・・
道内で行われる「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」(7月24-27日 ザ・ノースカントリーGC)と、サン・クロレラ クラシック (7月31-8月3日 小樽CC)と、ANAオープン (9月18-21日 札幌GC輪厚C)の3大会で全勝した選手には各主催者より賞金1000万円と、海外ツアーの出場権が、また該当者がいない場合も3大会の獲得賞金のポイントランキング上位者に賞金100万円と、海外ツアーの権利が与えられるというもの。
“第1戦”で優勝を飾ったインドのジーブ・ミルカ・シンは“第2戦”で予選落ちをして、大きくランクダウン。代わりにランクトップに躍り出たのは豪州のデービッド・スメイル。続く2位には貞方章男、3位に上田諭尉がつける。

<サン・クロレラ終了時の「ゴルフ北海道スイング」トップ10>
1位 デービッド・スメイル(115ポイント)
2位 貞方章男      (110ポイント)
3位 上田諭尉      (99ポイント)
4位 津曲泰弦      (97ポイント)
5位 宮本勝昌      (93ポイント)
6位 谷原秀人      (91ポイント)
7位 エディー・リー   (86ポイント)
7位 ドンファン     (86ポイント)
9位 S・K・ホ     (85ポイント)
10位 山下和宏      (82ポイント)

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