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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2011

破れた裵相文(べ サンムン)は

2011年のプロ決定戦は、韓国勢の勢いを強く印象づける結果にもなった。表彰式で、チャンピオンの隣にズラリと並んだのは、この4日間でベストスコアをマークした選手たち。

初日の66は、金亨成(キム ヒョンソン)と、国籍はアメリカ人だが出身は韓国のJ・チョイ。
3日目は、やはり66の裵相文(べ サンムン)。
そして最終日はこれまた66をマークした、若手ホープの23歳、金大玹 (キム デヒュン)。この4人で、18番グリーンの華やかなセレモニーを席巻した。
揃って小野東洋ゴルフ倶楽部提供のベストスコア賞50万円の目録を手に、笑顔で写真に収まった。

しかしさすがにひとりだけ、ちょっぴり浮かない顔は、やっぱり裵(べ)か。

この今季メジャー第1戦で、最後までツアー初優勝のチャンスを争った。特に後半は、河井との一騎打ちに、きわどいパーパットを再三しのいで、最後までチャンピオンを苦しめたのだが。

39歳の粘り腰に破れた。
タイで迎えた17番で、先に河井にグリーンの外から8メートルのバーディを決められた。
1打差で迎えた18番は、パーセーブにも失敗した。
初の栄冠まであと一歩だった。

それでも、日本ツアーでは先のつるやオープンの2位タイをさらに上回る、自己ベストの単独2位に、「ベストは尽くせたと思うので、悔いはない」と潔く、「ただ相手が良かったということですね」。最後はにこやかに河井の右手を握って「オメデトウゴザイマス!」。チャンピオンに心からの祝福を送っていた。

ちなみに、3位タイには昨年の賞金王の金庚泰(キムキョンテ)が・・・・・・!!
今年も韓国選手の勢いが、止みそうにない。


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