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谷原秀人「今年は賞金王を狙います」(1月11日)

副会長の谷原(左)はゴルフ新年会登壇直前、新理事の清田(右)と「男子ゴルフを盛り上げる」と決意も新たに
今月5日に就任したばかりの新・副会長が、さっそく初仕事だ。1月11日(金)に都内のANAインターコンチネンタルホテルで行われたゴルフ関連16団体主催の「2008年ゴルフ新年会」で、谷原秀人がジャパンゴルフツアーを代表して、理事の清田太一郎とともに登壇。

まず、ジャパンゴルフツアー選手会が掲げる今季3つの基本方針「ファンサービス」「トーナメントにかかわるすべての人への感謝」「社会貢献」をアピールしたあと、最後に自身の目標をぶち上げた。

「今年、僕は賞金王を狙います!」。

昨年は4位。一昨年は2位。
いずれもシーズン中盤までに、初の王座に手が届くところまで行きながら、最後に息切れしていた。
片山晋呉、谷口徹の両巨頭に主役を譲ってきたイライラもそろそろ限界。

「なんとか実現させたい」と、鼻息荒い。

本当なら今頃は、タイで熱い戦いを繰り広げているはずだった。ちょうどこの日11日から、バンコクのアマタスプリングスカントリークラブで行われる予定だったアジアと欧州の対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィ」は、新年2日に国王の姉が亡くなられたことで急遽、延期となった。
代表メンバーの谷口徹と2人して、「今年こそアジアに初タイトルを!」と相当、気合が入っていたが肩透かし。
思いがけず空いてしまった年始のスケジュールと、行き場のない闘志はいまや“趣味”といっても良いハードなトレーニングにぶつけて穴埋めする日々だ。

副会長としての務めも忘れない。
前日10日(木)には、石川遼がプロ転向を表明したばかり。
爽やかキャラの16歳に対抗して、「僕は、ヒール役になったほうが盛り上がるかな?」などと、男子ツアー発展のためにと、谷原なりに頭を悩ませる。
“先輩”として、うかうかとしていられないのだ。

「遼くんがプロになったことで、男子ツアーにいっそう注目が集まる。その中で、僕も一緒に貢献できればいい」。
今季の自身初戦は、今月末の欧州ツアー「ドバイデザートクラシック」。
4月の開幕を前に、まずは中東随一の都市国家で腕試しだ。
  • 堂々のスピーチで、賞金王獲りを宣言?!

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