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ダンロップフェニックストーナメント 2009
池田勇太が参戦!
そして、そう決めたからにはもちろん、「今週は優勝争いするつもりで臨む。5勝目を目指したい」と、強気な姿勢も戻ってきた。
初めて18ホールを回ったこの日水曜日のプロアマ戦では、「良くなってきている」という右手のテーピングも外し、バッグに2本のドライバーを入れて、より患部への衝撃の少ないほうを吟味した。
中でもいまもっとも気にかかるのは「腰の痛み」というが、そちらも「万全の準備をして、100%に近いものを見せたい」。
プレー中に、頭が朦朧としがちな鎮痛剤は使わず、今週は右手と、腰とぞれぞれ専門のトレーナー2人を帯同するなど、ぬかりはない。
戦いっぷりも、いつも堂々とした振る舞いも、その服装も、すでに大ベテランのような貫禄だが、今年シード元年。
毎年、海外からビッグな招待選手がやってくる今大会も初出場ながら、すでに思い入れは人一倍だ。
過去35人の歴代チャンピオンの中で、日本人選手は4人だけ。さらに、その中でも3連覇を達成しているのは1人だけ。
それが、池田が尊敬してやまないジャンボ尾崎だ。
またジャンボの初優勝は、ここフェニックスカントリークラブで行われた1971年の日本プロ。
「フェニックスといえばジャンボさん。同じこの場所で勝ちたいという気持ちがある」。
正真正銘の後継者として堂々と名乗りを上げるためにも、ぜひとも外せない1戦だ。
賞金レースも石川に約550万円差と追う立場となっても「賞金王は、手の内にある」と、やる気満々。優勝賞金4000万円の高額トーナメントでの逆転も視野に入れた。