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キヤノンオープン 2010

宮里優作は「宮里藍みたいに振りました」

大活躍の妹に比べると、近ごろはちょっとおとなしすぎた。９月のＡＮＡオープンのあとは、３試合連続の予選落ち。「パットはいいのに、ショットはドライバーも、アイアンもダメで」。

「うちなー時間」という独特のペースを持つと言われる沖縄出身の３兄弟の中でも、「僕は、一番スイングが速いほう」。

それが行きすぎるとリズムが崩れ、バックスイングも力が入って安定感もなくなる。
「リカバリーも出来ず、パットで補えないくらいのところに飛んで行ってしまう。そういう悪いのと、良いのが交互に来る感じで、せっかくたくさんバーディを取ってもボギーの数が多すぎる、というのがしばらく続いて」。
スコアが構築出来なかった。

反省から、取り入れたのは現在、世界ランキングで１位を走る妹のスイングイメージだった。
「宮里藍のように、ゆっくり振る。そこだけを気をつけて回ったら、今日は１日中、安定して振れました」。

“偉大な”妹を参考に、首位発進。
宮里家の次男が、悲願のツアー初優勝にむけて好スタートを切った。

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