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強風の中、アンジェロ・キューが65をマークして、単独首位<ファイナルクォリファイングトーナメント第3ラウンド>
第一組がスタートした時点では、あまり風は吹いていなかったが、最終組が出る少し前から強い風が吹き始め、この日は各選手ともスコアメイクに苦しんだ。
そんな中でアンジェロ・キュー(フィリピン)が9バーディ、2ボギーの7アンダー65をマークして、通算14アンダーとスコアを伸ばし、単独首位に立った。この日は「ドライバーがまっすぐ行って、パットもよく入ってくれた」と好調さをうかがわせた。「風は気にならなかったか?」という質問には、「とにかくドライバーがまっすぐ行っていたので、ほとんど気にならなかった」というところはさすがだ。
キューはアジアツアーのメンバーで、すでにアジアツアーで3勝を挙げている32歳のプレーヤーだ。今年はセランゴールマスターズで優勝しており、現在賞金ランキング25位につけている。アマチュア時代にはフィリピンアマチュア選手権を2001年、2002年と連覇しており、2003年にプロ転向した。2005年にはダイナスティカップのアジアチームのメンバーにも選ばれており、アジアチームの勝利に貢献した。
ジャパンゴルフツアーに挑戦しようと思ったきっかけは「フランキー・ミノザが活躍していたので、自分もいつか行きたいと思っていた。今回チャンスをもらったので、QTを受けることにした」と日本ツアーで7勝を挙げているミノザの影響は大きいようだ。
残り3日間、スコアをどこまで伸ばすか。本人は「ドライバー次第だね」と笑う。はたして結果はいかに?