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キヤノンオープン 2010
連覇を狙う、池田勇太
昨年の今大会はライバルの石川遼が、国際連合VS米国の対抗戦「プレジデンツカップ」で日本を留守にする隙を突き、最終日は得意の大爆発。
64をマークして、圧勝の逆転Vでその年、3勝目を挙げた。若き2人の賞金レースを熱くした。
もっとも昨年は、終盤の怪我に苦しみ石川に王座を譲ったが、今年は福田努トレーナーとの二人三脚で、これまで国内外を含めて24試合に出場も、すこぶる元気だ。
2勝目をあげたANAオープンでは最終日の大接戦に競り勝った安堵、そして開催コースの輪厚は憧れのジャンボ尾崎が何より得意とするコースを制した喜びに、感極まって男泣き。
普段は剛胆な男が「優勝して泣いたのは初めてです」と、声を震わせる様子に、感動の嵐が吹いた。
大声援に後押しされて、「今年はもう1勝、2勝。池田勇太は期待に応える男ですから」と、最後は笑顔で涙を拭いた。
今週は連覇とともに、誰よりも早い今季3勝目でファンの期待に応えたい。