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きみさらずGL・GMAチャレンジトーナメント 2011

首位スタートの2人が終盤、思わぬ展開に…

高橋 朋載
共に首位でスタートした高橋朋載(たかはし・とものり)と竹本直哉(たけもと・なおや)が、揃って終盤にスコアを落とし、優勝争いから脱落した。

高橋は、前半を2バーディ、1ボギーでまとめ、快調に首位を走っていた。12番でボギーを叩いたあと、15番でもボギーとし、通算4アンダーとした。「前半はいい感じでゴルフが出来ていたが、後半風が吹いてきて難しかった」という。

17番ホールは、池の中にグリーンが浮かぶ難しいパー3(172ヤード)。高橋は7番アイアンで打ったが、「球が捕まりすぎて」グリーンをオーバーしてしまい、ボールは池の中に消えた。このホールをダブルボギーとしてしまい、通算2アンダーへ後退してしまった。高橋が18番ホールに向かう時点では、すでに4アンダーでホールアウトした選手が3人いた。

「仕方がない」という高橋だが、終盤まで試合をリードしていただけに悔しさは隠しきれなかった。

一方、竹本は前半を1バーディ、2ボギーとスコアを一つ落し、通算4アンダーでハーフターンした。12番ホールでボギーを叩き、通算3アンダーとするが、14番でバーディを奪い、再び4アンダーに戻した。この時点で首位グループに並んだ。

だが、16,17番と連続ボギーとして、万事休す。終盤になって、パターが入らなかった。伏線はあった。10番ホール(パー5)で2オンしたものの、3パットでパーとして「がっかり」きた。16番はバンカーのボールがやや沈んだライから寄せきれず、パットも入らずにボギー。17番も手前のカラーからパターを使って、3打かかった。
プレーオフに加わることも出来ず、結局通算2アンダー、6位タイに終わった。

一時は勝利をつかみかけた2人だったが、勝負は厳しい。改めてゴルフの難しさを感じさせる試合展開だった。2人には、またチャンスがやってくることを願いたい。

次のチャレンジトーナメントは、富士カントリー可児クラブチャレンジカップ(5/26〜27)である。
  • 竹本 直哉

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