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田島創志が「今年はやります!」

ツアー1勝の選手が復活を誓った。20日(日)に、最終日を迎えた「ジャパンゴルフフェア2011年」の会場に、2歳になる長男・龍太郎くんと顔を見せた田島創志が、今年にかける思いを語った。

2003年の久光製薬KBCオーガスタ(現名称:VanaH杯KBCオーガスタ」での優勝経験がありながら、シード落ちを喫したのは2006年。

以来、出場権すらままならない、つらいシーズンも乗り越えて這い上がったきた。
昨年はチャレンジトーナメントの開幕戦「Novil Cup」で1勝をあげると、賞金ランキングは5位で、今季ツアーは前半戦の出場権を取り戻した。

復帰元年の今年は「勝ちますよ」と、言い切った。
そのための準備もぬかりない。毎年、ゴルフ一色だったオフシーズン。「それでかえって息が詰まって失敗していた」。反省から、今年はあえて別の新しいスポーツを取り入れることで、心機一転。

ほとんど初心者だったスキーを2日、そのあとラウンドを3日、というルーティンで「いつも新鮮な気持ちでゴルフが出来るように」。つい、一昨日も山形県の表蔵王で過ごしてきたばかりというだけあって、「真っ黒でしょう?」と、すっかり雪焼けした顔で、笑った。

不振の一番の原因だったというパッティングのイップスも、「症状を意図的に出してストロークする」という荒療治で、開幕を前にほぼ克服しつつある。
最大の要因が根治出来れば、おのずと完全復活の手応えも高まっていく。

そして、何より龍太郎くんの存在だ。
「子供を授かったことで、考え方が180度、変わったことが大きい。この子のためにも、今年はやりますよ」。愛息を抱きしめる手に力がこもった。

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