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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2010

甲斐慎太郎は「上を見て頑張ります」

上がりの4ホール目あたりから、雨がぱらつき風向きが変わった。朝からの強風はただでさえ、「上と下で違うから、運任せというところは多少ある」という厳しい状況だったのに、ますます頭を惑わされた。

最終18番もボギーに終わり、一時は単独首位から1打差の2位タイに後退。

しかしいずれにせよ、状況は変わらない。
最終日は18ホールで勝敗を決める短期決戦を、石川遼と最終組で争う。
「賑やかな最終日になりそうだけど。ギャラリーがいないよりは良い」とのほほんと、さすがに闘志も沸いてきた。

2008年に授かった、長男・琉斗(りゅうと)くんの子育て優先で、本業がおろそかになった今シーズン序盤。
しかし、ゴルフで稼ぐのが本分と気持ちを入れ替え、迎えた今週は久しぶりの優勝争いで、闘争心に火がついた。

「やっぱり、この位置は楽しい。明日も、上を見て頑張ります」と、気合い十分だ。

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