記事
サン・クロレラ クラシック 2010
第2ラウンドもサスペンデッド
このため当初は第2ラウンドの午前スタート予定だった、24組のうち17組(51人)は競技を終えたが、7組(20人、棄権1人)が、ホールアウト出来なかった。
また、同午後スタートの11組は、スタートすら出来なかった。
連覇を狙う石川遼も、この日はコースを出たり入ったりの1日。まずは早朝6時22分より、第1ラウンドの残り競技を消化してからいったん宿舎に戻り、再びコースに来て18時42分のティオフを待ったが、やはりスタート出来なかった。
それでも、「曖昧な気持ちでプレーするよりも明日の朝、ちゃんとした気持ちでプレーしたほうがいい」と大波乱の展開にも前向きに、この日2度目の帰路についた。
なお暫定首位は通算10アンダーのディネッシュ・チャンドだ。
最終9番は、ティショットを打つ前に中断のサイレンが鳴り響き、「もうっ、1ホール残しだよ。ああ、残念!」と、曇天の空を仰いだが、ゴルフのほうは絶好調だ。
ボギーはこの日、最初に回った第1ラウンドの18番だけ。
第2ラウンドも危なげなく17ホールでボギーなし。
「ここ小樽は我慢が大事」と言いながら、前半の18番でグリーンの外からパターでチップインバーディを奪ってど派手なガッツポーズを握るなど、持ち前の攻撃性は相変わらずだ。
「明日以降も、今日までのゴルフを守れば行けるという確信がある」と、言い切った。
先週は、レギュラーツアーの登竜門・チャレンジトーナメントで今季、互いに復活を誓い合った小山内護が4年ぶりのツアー4勝目を挙げたことも、大きなモチベーション。
「マモ(小山内)が勝てて、僕に勝てないわけがない」と、翌31日(土)は早朝6時20分より競技を再開。残り“37ホール”も強気に攻める。