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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2005

マンダムルシードよみうりオープン開催直前昨年度覇者が地元・塩瀬中学校を訪問

今大会の優勝賞金2000万円を含む、昨年度の獲得賞金は約5000万円。ディネッシュ・チャンドが流暢な日本語で、その事実を淡々と告げた瞬間、体育館はざわめきに包まれた。

昨年に引き続き、2回目を迎えるトーナメントトライヤルは、よみうりカントリークラブの地元・西宮市立塩瀬中学校の生徒を本戦に招待し、地元ジュニアにプロの試合の迫力を、生で感じてもらおうという試みだ。

予選2日間の観戦にさきがけてこの日14日(火)、同校の体育館で事前の説明会が行われた。
質疑応答のコーナーで、ディフェンディングチャンピオンに対して飛び出した質問のひとつが、「去年の収入はいくらでしたか」というものだった。
思いも寄らぬ高額賞金に、集まった2年生192人はみな、驚きの声をあげたのだった。

同校では、この『トーナメントトライヤル』を“課外授業”のいっかんと位置づけて、もう何日も前から準備を重ねてきた。
ゴルフのルールや、ゴルフトーナメントの観戦マナーについて教諭のみなさんによる講習会も行われてきた。

この日の説明会では、昨年の優勝シーンをビデオで視聴したり、ゴルフとトーナメントの面白さを解く「ゴルフ講座」が開かれ、日本ゴルフツアー機構ディレクターの小山和顕がマイクを握った。

また今年は、チャンドや2001年度チャンピオンの福沢義光らツアープレーヤーのほかに、プロキャディの小岸秀行さんを講師として招き、その仕事について説明が行われるなど、今年の『トーナメントトライヤル』は、ジュニアたちの視線がますます多方面に広がっていくよう、工夫がされている。

トライヤル“本番”は16日(木)と17日(金)。この2日間でゲーム観戦に加え、テレビの放送センターや、メディアが集まるプレスセンター、大会本部などを見学してまわる。
トーナメントの舞台裏を味わいつくしたジュニアたちの中から、未来のプロゴルファーが誕生するかもしれない。

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