記事
ヨネックスオープン広島 1999
仙台クラシックで破れた2人が再び
共に、6月の仙台クラシックでも最終日、最終組で優勝争いを演じ、敗れ去っている。
その2人に、再びチャンスが巡ってきた。
桧垣繁正のはなし
「ピンチはたくさんありました。特に1番は難しいところから1メートル半に寄せてナイスパーが取れたのが大きかったですね。18番も5メートルのパーパットを決めて、僕はついてる、って思いました。
3日間でボギーが1個には満足しています。
この硬いグリーンとラフというセッティングで、ショットもそれほどよくないのに、いいスコアが出せていることは、前向きに考えたいですね。
勝つときは運もありますが、スコアにこだわるより、明日もボギーを打たないゴルフで行きたいですね。
出足がよければ勝ちたいし、悪ければ少なくともトップ10には入りたいと思っています。
JCB仙台で片山晋呉に負けたのは本当に悔しい。手嶋さんも未勝利で勝ちたいでしょうが、僕も勝ちたい。今回はふたりで競っているのに他にさらわれる惨めなゲームにはしたくないですね。いいゲームになって、できれば僕が勝てればいいのですが」
勝てば初優勝の手嶋多一
「ピンチらしいピンチは16番(430ヤード・パー4)でグリーンを外し、寄せを1メートルオーバーさせたぐらいで、ほとんどありませんでした。
昨日あたりからショットもぼちぼちよくなっていましたが、パターのタッチというかスピードが合っています。3パットは昨日1回しただけですから。
桧垣君は、今年1勝しているし調子がいいようなので、僕はチャレンジャーの気持ちでやりたいと思っています。
仙台のときは、アイアンが飛びすぎたり、たぶんアドレナリンでしょうが、そういうのが自分でどう調整していいのかわからなかった。こういう硬いグリーンではよけいにそういうコントロールが必要だ思います。
プレッシャーはかかると思いますが、それがいい経験としてプラスになってくれればいいですね。
明日は、優勝するとかよりも、自分のスコアを設定して行きます。4つぐらい出したいですね」