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今週、いよいよ全英オープン!!
全英オープンは男子ゴルフ4大メジャー大会の1つで、世界最古の歴史(1860年創設)を誇る。R&A(英国ゴルフ協会)主催で、毎年7月に開催。会場は毎年変わり、英国内の海沿いのリンクスコースで開かれる。
今年の開催コースは、“ザ・ウェスティン ターンベリーリゾート エイルサチャンピオンシップコース”。スコットランド西海岸のエアシャーにあるリンクスコースで1906年設立された歴史あるコース。2度の世界大戦中は飛行場として使用されたが、戦後の1949年からゴルフ場としての再整備をした。このコースで全英オープンが開催されたのは過去に3回。4回目の開催となる今回は、前回大会(1994年)よりもコースが247ヤード延び、7204ヤード、パー70でおこなわれる。またバンカーの数は20個も増設され計65個となり、更に難易度がアップしている。どのバンカーも小さいうえに選手の腰丈近くまであるものばかりなので、入れてしまうと厄介だ。4番ホールから11番ホールまでは大西洋の海岸に面しており、左からの風が特に強く吹きつける。バンカー、風、そして膝上まであるラフが今年も選手達を苦しめることになりそうだ。
ターンベリーでの開催は1994年以来15年ぶり4度目となる。
始めてターンベリーでの開催となった1977年大会では、T・ワトソンとJ・ニクラウスが『真昼の決闘』を演じ、T・ワトソンが優勝。“ワトソン時代”の到来を印象付ける大会となった。
1986年大会では、最終日、首位のG・ノーマンをわずか1打差で追う中嶋常幸が最終組で対決。日本悲願のメジャー制覇を背負って戦った大舞台だったが惜しくも優勝を逃し、G・ノーマンが優勝を飾っている。
1994年大会は、N・プライスが最終日の上がり3ホールをバーディ、イーグル、バーディと鮮やかな逆転劇を演じ、J・パーネビックを逆転して優勝している。
今年のターンベリーではどのようなドラマが生まれるのか。
今から初日第一組のティーオフが待ち遠しい。