記事

矢野東 『来週からかなり楽しみ』

KOLON Hana−Bank韓国オープン最終日。
この日は早朝から深い霧がコース内に立ちこめていた。場所によっては十数メートル先も見えないような状況。
OUT、INともに8時50分からのスタート予定がされていたが、30分遅らせて9時20分にスタートする旨のアナウンスがされた。それでもやはり霧は消えず、更に20分スタートを遅らせ、9時40分にスタートのアナウンス。このアナウンスと同時に雲の間から強い陽射しがコースを照らしはじめ、一気に霧は晴れていった。

OUTのトップスタートは矢野東。
スタートホールには、韓国の大勢のゴルフファンが取り囲んだ。
矢野の名前がコールされると、韓国人選手に負けないほどの大きな声援と拍手を浴びた。豪快な、そしてストレートボールのティーショットが放たれると、更に大きな拍手と「ナイスショット!」の大きな掛け声。
気を良くした矢野は、スタートホールこそパーだったものの、2番、3番、6番、8番でバーディを奪い、前半を4アンダーで折り返すと、後半の10番でもバーディ。
2オーバーからスタートしたが、一気にアンダーパーグループに入った。
しかし、続く11番、12番、13番で今度は3連続ボギー。上がりの18番でバーディを奪い、この日3アンダー、トータル1アンダー、11位タイで韓国オープンを終了した。
「昨日までと同様、ショットはほぼ完璧。11番と13番のボギーはともに3パット。今週は、前半のプレーの合計スコアが10アンダー、後半のプレーの合計スコアが9オーバー。何だか不思議な一週間だった。」と振り返った矢野。
「問題なのはグリーン上だけなので、あまり気にしていないし、問題ない。今週の韓国オープンで掴んだものは確実にある。2日目を終わって、“これっ!”という感触があった。特に今日はかなりのものを得た。」

大会初日のコメントで、「日本人としてのメンツ、JGTOの名にかけてがんばる。」と宣言したことを有言実行した矢野。

来週はディフェンディングチャンピオンとして出場するANAオープン。
「この感触で輪厚に臨めるので、かなり楽しみ。」
来週からの矢野のプレーに注目したい。

関連記事