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三井住友VISA太平洋マスターズ 2002

「ここで引き下がるわけにはいかない」

約1年ぶりの日本で大ギャラリーに囲まれて。プロアマ終了後は大撮影会が始まって、横尾の周りは一時、騒然と…。
米ツアー2年目の横尾要も、今季日本ツアー初参戦

「1年間の成長のあと? 成長していたら、落ちてなかったんじゃないの?」
横尾は、表情ひとつ変えずに、淡々と話した。

米ツアー参戦2年目の今年、賞金ランク130位で、2年連続のシード入りが果たせなかった。
おまけに、エントリーのミスがあり、予選会にあたるQスクールからの挑戦も閉ざされた。
出場見込みもないまま、来シーズンを迎えることになったが、それでも、「せっかくここまで頑張ってきたんだから、ここで引き下がるわけにはいかない」と、横尾はあくまでも米ツアーにこだわる姿勢だ。
このままアメリカにとどまって出場の機会を待ち、場合によっては、下部組織のバイコムツアー(来季名称はネーションワイドツアー)にも、戦いの場を求めていくつもりであることを明らかにした。
「来年は、僕にとって大事な年になる。さらなるステップアップのチャンスなんですよ」
逆境もひとつの通過点と受け止め、落ち込む風はない。

今季初参戦の日本ツアー。
「とにかく、4日間戦うことを第1の目標に」
2年間、本場で揉まれ続けてきた成果を、披露するつもりだ。

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