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つるやオープンゴルフトーナメント 2009

永久シードの英雄たちが奮闘中

史上7人しかいない永久シード選手のうち、中嶋常幸をのぞいた6人が顔をそろえた今大会。一時代を築いた英雄たちが、奮闘している。66歳の青木功と62歳のジャンボ尾崎、53歳の倉本昌弘が一時はアンダーパーをマークして、スコアボードの上位を占めた。

前半2アンダーで折り返しながら、後半に3ボギーと失速した青木は選手会長の宮本勝昌と、先週優勝の小田孔明の飛ばし屋2人に挟まれて、「若い人を見ながらやっていると、力が入ってしまうのかな」と、苦笑い。
「最後の2ホールが痛かったけど、明日もう1回頑張ってみたいな」と、改めて腕まくりした。

ジャンボ尾崎は前半の18番でピンそばにつけるなど、幾度もチャンスを作って得意満面。この日初日の70は、67をマークした昨年10月のブリヂストンオープンの初日以来のアンダーパーだが、上がり2ホールの連続ボギーには顔をしかめた。

特に「8番が、余計だった」と悔やむ。
フェアウェイから残り80ヤードの第2打は、アゲンストを計算してサンドウェッジからピッチングに持ち替え「合わせに行ってしまった」。
深いラフに打ち込んで、「細かいフィーリングがこの手にない」と、自分の左腕をぴしゃりと打った。

「あれが無ければ4アンダーで、リーダーボードにも載っていたのに!」。
地団駄を踏む様子に気力がみなぎった。

倉本も一時2アンダーとスコアを伸ばしたが、やはり後半に後退して反省しきりだ。
ショートパットに問題を抱えているようで、「短いのばかりを外すんです」。
ショットの調子は良いという。
「そこそこ飛んでいて、いい感じなのに、一番大事なところだけがダメで……。ここがダメなら、商売にならないですよ」。
解決策も見つからないそうで、試行錯誤が続きそうだ。

ツアー通算32勝の尾崎直道は出遅れた。この日は石川遼とのラウンドに、「今日は風が強くて、彼の高い球ではまとめるのも大変でしょう」。
先週に引き続き、予選ラウンドから大勢のギャラリーを引き連れてのプレーも目の当たりにして「これだけ期待を背負っているから、つらいのでは」と17歳を気遣った。

そして、自身はといえば4オーバーのスタートに肩を落として「自分のゴルフはもういいです」と、まむしのジョーの異名を取った実力者が、まさか早くも諦めモード……?!

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