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アコムインターナショナル 1999

『アコム』16年の歴史

 昨年のポイントシステム方式から、ストロークプレーに変更されたこの大会だが、いつの時代も“世界”を意識して開催されてきたことには変わりがない。
 83年に誕生したアコムインターナショナルは、「トーナメントを通して、一味違ったゴルフの楽しみ方を伝えたい」と、バラエティにとんだ競技方式を採用してきた。 誕生当時はまだツアー競技ではなく(後援競技)、名称は「アコムダブルス」。選手がペアを組み、ダブルス方式で争われていた。

 7年続いたダブルス競技は、90年にツアー競技に昇格し、新たな競技方法が打ち出された。これが、昨年まで取られていた『ポイントシステム』方式である。同時に名称は「アコムインターナショナル」と変更され、より世界を意識した大会に生まれ変わった。

 ダブルイーグル8点、イーグル5点、バーディ2点、パー1点、ボギーマイナス1、ダボ以下マイナス3点。

 昨年、大会を制した横尾要(写真)は、「とにかく攻めれば攻めるほど、ポイントが稼げるのがいい。この競技方式がボクには合ったみたい」と、初優勝の喜びを語ったものだった。

 そして今年。

 17回大会は「世界に通用する選手を育てる」ことを目的に、競技方式をストロークプレーに変更した。

 ストロークプレーは世界で最も一般的な競技方法だ。それに合わせることで、よりグローバルな選手の育成を目指したのである。

 競技方式は変わったが、ポイントシステム方式で開催されていたときと同様、選手たちの『攻める気持ち』は変わらない。2日終了時点で、トップは9アンダー。ちなみに、首位の川岸良兼のスコアを、ポイントシステムで計算すると、19ポイントである。

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