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児童たちからの熱烈な歓迎をうけた矢野東
校舎内のところどころに貼られた歓迎のメッセージは、小学校に到着した矢野を照れ笑いさせた。
更に、全校児童が待ち受ける体育館に移動すると、ステージ上部には大きな歓迎ボードが準備され、児童たちの温かい拍手が矢野を包み、その歓迎態勢に驚かされた。
矢野を歓迎する全校児童による贈呈式では、スナッグゴルフ用具寄贈のお礼にと、全校児童から校歌のプレゼントもあって、その熱烈な歓迎ぶりに胸を打たれた。
16年ぶりの給食を味わうのもつかの間、「ごちそうさまでした」の挨拶と同時に、今度はサインを求める児童たちがランチルームに押し寄せた。
掃除の時間も途切れることなく、5限目の授業をはさんで放課後まで、矢野はマジックを持つ手を休めることはなかった。
しかも児童一人ひとりに目を合わせ、「ありがとう」と声をかけ、笑顔で手渡した。
そしてサインも一段落して名残惜しく空港へ向かおうと玄関に出ると、今日一日、矢野とスナッグゴルフを楽しみ、給食を共にし、「夢を持とう」をテーマに講演を聞いてくれた6年生たちが待ち構えていた。
すっかり打ち解けた児童たちは、握手やら抱擁やらで、車に乗り込むまでその手厚い歓迎は続いた。
矢野にとって、山形県は一度も足を踏み入れたことのなかった県で、今回の訪問で「全国制覇」を果たしたことになるという。
子どもたちからの歓迎に胸を打たれた矢野は、この日をきっかけに、小学校訪問という新たな「全国制覇」を、考えているかもしれない。