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VanaH杯KBCオーガスタ 2009

今野康晴はプレーオフには敗れたが

池田とともに大会レコードタイスコアの63をマークして、ひとまず石川(左)を退けた今野だったが最後に23歳の池田の勢いに屈した
怪我からの復帰2戦目で、早くも優勝争い。最終日は、9番のイーグルを含むボギーなしの9アンダーは、大会レコードタイの63をマークしながら「もっと伸ばせたかもしれない」という絶好調ぶりだった。

本戦の18ホールはほとんどグリーンを外さなかった。芥屋の高麗グリーンは、昨年のうちに「ラインより強さが大事だとつかめていた」。
それでも、いくつかカップに蹴られた。
「あれが入っていれば、あと5つは行けた」という。

しかし、それほどのゴルフを展開していながら、プレーオフになると、たちまち精彩を欠いた。ティショットがことごとく右へ。
2ホール目は右のグラスバンカーに打ち込んで、とりあえず出すしかなかった。パーオンにも失敗し、約1メートルのパーパットを打つまでもなく、勝負は決まった。
バーディを奪った池田に敗れた。

プレーオフは、これで5戦連敗だ。「テンションが上がらないのか…・・・。いつも気持ちが切れちゃうみたいで。今日は体も動かなかったですね」と悔しがった。

それでも、頸椎ヘルニアもまだ完治していない中で、単独2位には勇気づけられる。
先週の関西オープン(7位)に続くトップ10入りに、「でも今度は勝てそうな気がします」と、手応えを掴むには十分の結果だった。

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