５月の三菱ダイヤモンドカップのあと首痛で戦線離脱していた今野が、復帰第１戦のこの関西オープンで、上位争いに加わった。

直後は安静につとめ練習も極力控えていたが、気温が上がってくると、次第に痛みも和らいできた。９月のＡＮＡオープンの復帰を予定していたが、そのころになると朝晩も冷え込みもきつくなり、患部にもよくない。

１ヶ月早め、それまでに小さな地区競技を２試合ほどこなし、試合勘も遜色ない状態で今大会を迎えた。

連日の暑さは堪えるがその分、体はよく動いてくれる。
「まだ少し怖いし、プレーが終わったあとの首の張りは尋常ではないですが、それでも調整不足の中で、ここまでやれていることは、自信になります」。

３日目を終えて、通算10アンダーは６位タイに「問題は明日。ここで結果が出れば、ますますもう大丈夫と確信できると思うから」と、汗まみれの頬を拭って気合いを入れていた。