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アジアンツアー日本大会 キリンオープンゴルフ選手権競技 1999

2日目、首位は韓国の崔京周

最終9番ミドル。奥からの下り3メートルの難しいスライスラインを迷いのないストロークでねじ込み、小さくガッツボーズを作ると、「ワンツーワンツー、だよ」とチョイは不敵に笑った。
選手らを悩ませた、速くアンジュレーションのきついグリーンは「テンポが大事。ずれると、だーっといってしまうんだ。
極力、ゆっくりゆっくりワンツーワンツーと心でテンポをとる。リズムを合わせるのに1日、気をつかったよ」。
インスタートの13番あたりから降り出した雨に加え、微妙に向きを変える風も吹き始め、「セカンドショットで球が右に左に持っていかれて苦労した」とは言うが、14番ミドルは残り211ヤードを2番アイアンで2メートルにつけ、これもテンポよく沈めてバーディ。
距離が長く難しいホールも、ショットとパットのバツグンのかみ合わせで難なく切りぬけ、この日3つスコアを伸ばして通算9アンダー、単独首位。
「パットだけじゃない。歩くときも、ワンツーワンツー。これが鍵だね」と笑った。

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