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アジアンツアー日本大会 キリンオープンゴルフ選手権競技 1999
首位は韓国の崔京周
昨年もこの大会に出場しているが、35位の成績に終わっている。
このときの開催コースは茨城ゴルフ倶楽部の東コース。
はじめての、西コースでのラウンドに、「西は東より難しいね。グリーンが速いよ」と苦手意識もちらりと見せたが、この日6バーディ、ノーボギー。
65のラウンドに、「パッティングもショットも、ナイスだよ。大満足」と快心の笑みを浮かべた。
96、97年のコリアンツアーで賞金ランク1位。
しかし、同ランク2位に甘んじた98年は、「アジア、ヨーロッパ、アメリカツと、各地のツアーを渡り歩いていたから」。
好スコアは、世界の様々なコースを体験した賜物だ。
「日本のグリーンはベリーナイスだよ。整備が行き届いていてなめらかで美しいから、パットのフィーリングがうまく出せる。
アジアンツアーやオメガツアーの開催コースは、スパイク跡などでごつごつして、そりゃあもう、ひどいもところが多いからね」。
恵まれないコンディションの中で、鍛え上げたワザが冴え、総パット数22。17番ショートでは、グリーン奥のエッジから、チップインも決め首位に立った。
「万一、優勝できたら、日本ツアーにもたくさん出るつもりだよ」。
金鍾徳は、すでに日本ツアーに腰を据え、今季開幕2戦目のダイドー静岡オープンで早くも勝ち星をあげている。
また、手ごわい相手が日本ツアーにデビューしそうだ。