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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008
今田竜二は「せめて優勝争いには絡みたかった」
「もう少し頑張りたかった」。
米ツアーはすでにシーズンを終えて、今田には久しぶりの実践だったこともある。
少し長く試合を離れていた分、本人も調整不足を気にして毎日練習場で、懸命に打ち込みを重ねたが、「特にドライバー。練習では良くてもコースでは手が縮こまってしまって」。
それに、最終日は強い雨と急激な冷え込みによる影響もあっただろう。
9年間アメリカにいた丸山茂樹も「これほど寒いところで最近やっていなかったから戸惑う」と口にしていたことがあったが、今田もまた然りか。
「でも寒かったのはみな同じ条件なので、言い訳には出来ない。せっかくこうして呼んでいただいたのだから、せめて優勝争いには絡みたかった」と主催者を気遣った。
米ツアーの賞金ランクは日本人としては過去最高の13位につけて、獲得賞金も日本人としては初の300万ドル(約3億円)を突破。来年のマスターズの出場も決まっている。
このあと1週空いて、中国のミッションヒルズゴルフクラブで今月27日から始まる「オメガミッションヒルズワールドカップ」に初参戦。
「ドライバーを調整していかないと、谷口さんに怒られますね」。
今度はペアを組む日本の賞金王を気遣っていた。