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全日空オープン 1999

「明日はニック・プライスみたいに…」細川和彦

「明日は、ニック・プライスみたいに勝ちたい。先週のサントリーオープンで最終日、最終組を一緒の組でまわって、“勝つゴルフ”というのを目の前で見た。あのときのニックさんの勝ちかたが、いまも目に焼きついている。ゴルフの内容、組みたて方を間近で見れた、そのイメージはとても大きいものだと思っている。
 特に、最後のハーフは凄かった。前半のハーフは様子を見ながらといった感じだったけど、後半からの16番、17番くらいから顔つきも変わり、スィングも絶対に揺るまない。プレッシャーのかかった場面でしっかり振れてるんだ。軽く打ったりということがない。ああいうゴルフがしたい。最後のセカンドショットは、完璧でしょう(残り132ヤードの第2打を、ピッチングウエッジでピン横1,5メートルにつけてバーディを取り、丸山に勝った)。

 たとえば、6と7番アイアンでどちらで打つのか迷ったときは、7番アイアンでしっかり迷わず打つというような感じ。結果はどうあれ、ぼくも、そういう悔いのないゴルフをしたいと思うんだ。

 (今季2位が4回で)明日は5度目の正直になるかな。もうほんと、2位はいらないよ。とにかく勝ちたい。それだけだね」

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