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フジサンケイクラシック 2010
マンデートーナメントから参戦の諸藤将次が好発進
そのときから、「ショットの調子はいい」と言っていた。この日も、良い流れは続いていた。
「これまでは、スイングを良くすることばかり気にして失敗していたけれど、今は目の前のボールを一発一発、打つことだけに、集中するようにしているんです」。
すると、自然とミスが少なくなった。
精神面にも良い影響を与え、「落ち着いてプレー出来るようになった」という。
この日初日は、8番、11番で3メートルのパーパットを残した。
「ボギー覚悟で打ったらどちらも入ってくれて。この2ホールも大きかったと思います」。
ピンチを回避したことで、冷静さはさらに増して、最終18番でもバーディ締めだ。4アンダーは2位タイと、好発進した。
プロ5年目の25歳は、300ヤードは優に超える飛ばし屋だ。
飛距離を武器に、2006年のプロ転向から期待を集めたが飛ばす分、安定感を欠いて、伸び悩んでいる。
昨年は、ツアーの出場優先順位を決めるクォリファイングトーナメントもサードステージで失敗してツアーの出場権はおろか、チャレンジトーナメントさえも今年はこれまで3試合に出るので精一杯。
それだけに、ショットがのぼり調子のいまこそ、ぜひともチャンスを生かしたい。
「明日も、余計なことは考えず、打つことだけに集中したい」と力を込めた。