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サン・クロレラ クラシック 2012

武藤が、藤本が!! 全英組が躍動する

みごと、4日間を戦い抜いた2人が開幕前日の水曜日に会場入りをした。武藤俊憲と藤本佳則。
先週の全英オープンで、初出場にして決勝ラウンドに進出した藤本は、小樽でさらなる向上を誓った。

「向こうで足りないと感じたことがある」といい、「コーチと話をしないといけないし、もっと技術面を上げていかないといけないし、トレーナーと体力面でも上げていかないといけません」と課題ばかりを口にした。

今大会は昨年、アマチュアとして挑み、東北福祉大の後輩の松山英樹さんと、日々交互にアマチュアのコース新を塗り替えた。

ベストアマチュア賞こそ後輩に譲ったが、相性の良いコースと言っていいはず。
帰国第1戦に「毎日、気持ちよく18ホールを回りたい」と、健闘を誓った。

武藤も、先週は3度目のリンクスコースで初の予選通過にも、「4日間で満足しちゃダメ」。
自身に厳しいダメ出しは、大きな手応えの裏返しだ。

最終日こそ崩れたが、初日は6位と上々の滑り出しに、「クラレットジャグにも届きそうと感じた」。
大会伝統の優勝杯が、見えかけたと武藤は言った。
「僕でも手が届きそうだと思えたんです。だけど、届かないあと1、2センチを、これからどう詰めていくか」。

次週は、藤本とともに、また世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」に挑む。
この3週間はイギリス、日本、アメリカと、あえて週刻みの厳しいスケジュールを選んだ。それも、イギリスで芽生えた強い思いがあってこそ。
「だって、試合に出ないと上手くなれない。疲れたといって、家で寝てても上手くなれない」。今週も難コースで格闘することで、腕を技を磨いていく。

先週は、ティグラウンドの選手紹介で、「ミュート」と呼ばれた。「MUTOって、向こうの人には上手く発音できないらしいんですよ」。
次のメジャー舞台では、きっちり「ムトウ」と呼ばせてみせる。



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