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石川遼は暫定12位に(第3ラウンド)
3日目最後の17番ホールではすでに薄闇の中、石川はバーディチャンスのラインが判別できない。
専属キャディの加藤大幸さんは「スライス」と読んだ。「僕はそうは見えなかった」と石川。しかし、信頼する相棒の助言のとおりに打った。
「カップ右から入ってくれた。加藤さんにお礼を言わないと」。
これでイーブンパーに戻すことが出来た。
「週末のパープレーでは、置いて行かれるというのが米ツアーの土日の流れ」と本人も言うとおり、順位こそ後退したが、それも「精一杯した結果ですから」。
大会は連日、波乱の展開に振り返っている暇はない。
最終日はこの日の残り競技をこなし、そしていよいよ最終ラウンドに挑む。
「明日は3つ4つ伸ばしていかないと、トップ10には入れない」。
気を引き締め直して、前を見据えた。
また、今田竜二は第3ラウンドを68で終了し、通算4アンダーの19位タイに浮上した。