今大会を含めて残り３戦。賞金ランクトップの金庚泰に約１３００万円差のランク２位につけ、「１円でも稼ぎたい」と、意欲を燃やす石川は、３日目を終えて通算２オーバーは33位タイで、最終日を迎える。

ウッズにヒントを得て踏み切ったスイング改造に、今週、新たな課題を付け加えたことで初日に乱れたショットは、先週のスタイルに戻したことで、徐々にフィーリングを取り戻し、本人も「日に日に良くなってきている」と、手応えを感じている。

「今日の終盤は、アイアンのタイミングも合ってきたし、明日はもっと良くなりそうな感触があった」と、表情も明るい。

大会は２００２年から、続いている外国人チャンピオンについて、「なかなか日本選手のレベルの高さを伝え切れていない状況の中で、ぜひ今年は僕が、と思って迎えたのですが」と苦笑して、トップを走るライバルの名前を持ち出して「そちらのほうは、池田さんに託して僕は、来週につながるような、ゴルフがしたい」と、まずは内容重視で４日間を締めくくるつもりだ。

• 石川 遼
• 金 庚泰