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VanaH杯KBCオーガスタ 2009
福岡、夏の陣<VanaH杯KBCオーガスタ>
連覇を狙うのは、地元・九州(宮崎)出身の甲斐慎太郎だが、ディフェンディングチャンピオンはいま、ちょっぴり元気がない。
今年はまだ、日本プロの7位が最高で、あとは思うような成績が残せていない。
先週の関西オープンも、予選落ちしてしまった。
「ゴルフの調子は悪くはないんだけれど……。ショットが良ければパットがダメで、パットが良ければショットがダメでという状態。なんか、そんな感じで噛み合わないんです」と、小さくため息をついた。
それだけに、今週の大会は楽しみにしている。
昨年は、父・稔さんや母校の沖学園高校の恩師が見守る中で、涙のツアー初優勝をあげた思い出の大会で、「何か良いきっかけがつかめるかもしれない」と、大いに自分に期待している。
昨年9月に待望の長男、琉斗(りゅうと)くんをもうけ、父親になって初めての勝ち星も早く欲しい。「子供の顔を見ていると、ゴルフの疲れも消えていく」という子煩悩が、一家の大黒柱として発奮する。