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フジサンケイクラシック 2009

池田勇太は賞金ランクで抜かれたが…

前週の「VanaH杯KBCオーガスタ」でツアー通算2勝目をあげて、賞金ランクはトップに躍り出た。しかし、翌週には石川にあっさりと抜かれたが、それもはなから予想出来ていたことだった。

ホールアウトしてすぐ取り囲んだ報道陣には半笑いで「だからそういう話は早え〜って!」と、首を突き出していなした池田は、「でも、まあこの調子なら、まだまだ優勝争いできそうな雰囲気はある」。

今季3勝目こそ17歳に譲ったが、23歳の勢いも目を見張るものがある。
ツアー初優勝をあげた6月の日本プロから2ヶ月(出場5試合)の間に優勝2回、トップ5入り1回。このフジサンケイクラシックでもまた6位タイにつけて、好調を維持している。

ここ富士桜は、富士山からの傾斜とグリーンの形状による錯覚があると言われ、読み切るのが難しく、パットの攻略が何より鍵を握ると言われるが、池田も例外なく頭を悩ませ、「今週は傾斜にやられたべ」。
しかし、「その中でこの順位にいられるということは、ショットの調子が良い証拠だべ」と、依然として自信満々。

「また次も、きっと良いゴルフが出来るよ。俺だって、常に上位争いしたいからな」と、やる気も十分だ。
池田もまた、本人も尊敬してやまない、ジャンボ尾崎の後継者候補のひとりとして、史上最年少の賞金王獲りに向かって突き進む…!!

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